ろみ
KEYNA
河内伴理
飯田華子
石川浩司(ゲスト)
チバ大三
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ライブレポート(日記より抜粋)〜福田理恵
群馬から戻ったばかりという気がするが、
96回目の独唱パンクは、これまた期待大の面子だった。
何よりも、最強のオープニングアクトが控えている。
地震をものともせず、仙台から彼女がやってきた!
というより、地震の当日も東京でライブがあったらしいが。。
この日は、
出演前の彼女を初めて見たが、まるで短距離走者のウォーミングアップを見ているようだった。
わずか3曲でも、これほどに気合が入っているわけだ。。。
ハーモニカを吹きながら登場、演目は人体実験の歌、意味がある意味が無いと歌う曲、ユダヤ民族の歌。
いつも、彼女を観た後、やはり日本最強の女性ソロミュージシャンはろみさんだ、と感じる。
自分に正直に表現していれば、それは必ず人の胸に刺さるはずだ。
何よりも私自身は、いつも彼女の歌を聴いて爽快な気分になる。
そして、救われる。
1番手は、私は初見の、20歳のKEINA。
事前にCDを聴いていたが、それより随分骨太になっている。その世界も、歌声も。細くて小柄なあの身体で。
非常にストレートで前向きなメッセージ性を持った歌の数々、
どんな時代でも通用する強さだよなあ。
最初に歌ったのは、”失恋なんてバカにしてきたのに”という内容の曲。
こんな風に強がった女の子が歌うと、素直さがとても健気で可愛い。
若いって、いいなあ。。
その年齢に比べて完成度は高く、知的で曇りがなく、ライブ映像がネット配信されている、など、内容や活動は完璧といってもよい彼女だが。。。
”美しいもの”などの悲しみを歌った曲に代表されるように、
何処か陰りや焦りを感じさせるのは、何故だろう。
しかし、私はふと気づいた。
それは私の考えすぎかも知れない。
まだ、傷心を抱えたままなのかもしれないな。
頑張れ。
歌っていれば、すぐに忘れる。
2番手は、栃木の天才、河内伴理。
私は、1,2年前に彼の音源を聴いて以来、ずっと彼のファンだ。
その当時の彼は、痛々しいまでに鋭く切なく歌っていた。
現在は故郷での生活が充実しているのか、その世界は柔らかく、温かみを増している。
この日も私は彼の歌に満足し、しかし、このように色合いを変えたという事は。。
完成度の高さは既に確立している訳だが、
これがもう何年か経って、どのように変化するのか、どんな風に突き抜けて行くのか、どうしても気になってしまう。
新らしめの曲も増えてきたが、
やはり、”難しい空”や”あじさい”、いいなあ。
3番目は、飯田華子。
今回は、お馴染みの紙芝居と、等身大の”紅葉テル子”さんというダンボールの女性とのインタビュー形式の作品。
出色だったのは、このテル子さん。
自称39歳の『プロ』の女性らしいが、 彼女が何故夜の街に立つようになったのか、それは非常な大食漢なので食費が追いつかず、あまりお腹が空くので、プラネタリウムの星まで食べてしまい、挙句の果てにお腹の中に天の川が出来てしまって。。
女性性をおおらかなイマジネーションで広げた快作。
もうひとつの紙芝居は、オーガズムに達する事の出来ない女の子の話、 これも天の川がモチーフになっていた。
しかし!
ワガママをいうなら、テル子さんだけでもう少し長くねちっこくやって欲しい気も!
いずれにしても、私は彼女の絵がとても好きだ。
是非とも、作品集を出版して欲しい。
そして、本日のゲスト、石川浩司。
開口一番、”5番、年寄り!”と叫ぶ。
年寄りだからってベテランとは限らない、ギターの弾き語りだが、FやBのコードは押さえられない、それは生涯学習という事で、だとか。
相当にしたたかな芸風がにくい。
うっかりギターをマイクにぶつけても、それもパフォーマンスに取り込んでしまう。
また、歌詞は大方概要を決めておいて、ほとんどを即興で歌っているそうで、熱烈なファンの言葉によると、たまに展開しきれなくなって苦しそうにしているのを観るのが快感、との事だった。
それすらも笑いに変換していまう、恐るべき舞台人魂。
ピクルスの入ったままの壜をボトルネックに使ったり、
10年前に配ったチケットがあるので、たまの再結成コンサートをしないといけない、と言い訳めいたMC含め、
いくら書いても足りない盛りだくさんのステージだった。
ちなみに、石川氏のHPに投稿し、2万ポイント貯めるとライブにご招待して下さるそうだ。
とことんまでエンターテインメントに徹した姿勢が痛快、かつ頭の下がるステージであったことよ。
そして、トリは主宰、チバ大三。
私は最近続けて彼のライブを観ているが、
こんなにかしこまった彼を観たことがないかもしれない。
改めて、今日は何だかえらく格好いい、と思ったのだった。
確か、ろみさんが初めて独パンに出演した時、寛さんがこんな感じだった。
尊敬すべきミュージシャンに敬意を表して演奏する姿は、観ている方も気持ちが引き締まる。
“はじめと終わりは、たまに敬意を評してへぼい曲で”
と、『ねむね』『ぽんぽん』。こういうゆるいというか、粘っこいというか、何処と無くサイケデリックな浮遊感さえ感じさせる曲は、チバ氏ならではと思う。
また、群馬で初めて演奏した『黒いタママ』はもうかなりこなれた演奏になって来ているが、
私はこういうネガティブな本音を歌った曲は大好きだ。
数回聴いて、妙に耳に残るものとなっている。
毎度のことながら、お腹いっぱいのライブがはねて、
更に、石川氏を囲んで和やかな打ち上げが繰り広げられる中、
突如料理人ロッカー、いちの登場!!
既に出演者も何人か帰った後だったので、
この日は私も遠慮せず、エンガワのせんべいやホタテひものマリネを沢山いただいた。
スモークした鱒も美味しかったなあ。
いつも、ご馳走さまです。
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