鳩山浩司
鈴木知文
仔羊エルマー
チバ大三
(この日は写真を撮り忘れ・・・)
函館くん
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ライブレポート〜福田理恵
月日が経つのは早い。
私は、前回のバカ合戦を観戦している。
そのときに初めて体験した、”あの世界”をまた、体験出来る。。
ここで少し、タイトルの”バカ”についてまとめてみよう。
今回は、チバ主宰が終わりから2番目、トリは阿佐ヶ谷のナイスガイ・函館くんだった。
毎回、独唱パンクの出演者の並べ方には絶妙なバランス感が感じられるけど、
このバカ合戦のラストに彼を持ってくるきたことで、
イベント自体が非常に引き締まったと思う。
彼は、名誉あるステージの途中でぽそりとつぶやいた。
”バカって、美しいなと思います”
ご存知の通り、彼函館くんは特異なシンガーだ。
実は私は、3,4年ほど前に初めて彼を観た。
某AK氏という詩人のステージを観に行った時だ。
その時はまだ、演出が今ほど洗練されておらず(失礼;)『何だか変わった人』という印象の方が強かった。
しかし、彼は当時から今までそのスタイルを全く変えず、
(ポージングまで)顔つきも一層すがすがしく、時折見せる笑顔もますます魅力的になって、皆の前に現れた。
”(バカとは)わざと奇をてらうのではなく、不器用で一つのことしか出来ない、それがバカなのだと思う”と、彼は語った。
振り返ってみると、
独唱パンクに出演する人々に、これほどぴったりと当てはまる言葉は無いかもしれない。
勿論、主宰のチバさんは頭の回転が異様に速い切れ者、ということは周知の事実だけれど、(言ってよいのかしら!!)
チバさんが心魅かれる演者って、どうもそういう傾向が感じられる。。。
ということは、私もだ。それはおいといて。
この日の函館くんは、これまでにないくらい、うつくしかった。
ステージに出てきた瞬間に、相当気合が入っていることも感じ取れたし、いつもながらの熱唱も、壮絶なまでのテンションだった。
もともと、力が入っていても、丁寧な演奏をする方なので、このステージが終わったら緊張の糸が切れて死んでしまわないか、と心配してしまうほどだった。
会場を感動の渦に巻き込んで、
アンコールは勿論、『夕焼け野郎』。
はじめ、アンコールも遠慮気味だった程に、腰の低い彼。
今まで書き損ねてたけど、ヤイリ(ですよね?)のエレアコの音も、とても良くて素敵だ。
それに、きりりとした眉も素敵だ。
20年くらい経って、すっかりおじさんになったとしても、変わらずにナイスガイでいて欲しい。20年経っても、機会を見て観に行くから、決して脱線しないで下さい。
そのときは、武道館で独パン開催しましょう、チバさん。
(ちなみに、紹介文ののったアンケートはとっておいてくれるって^^)
その函館くんがステージで絶賛したのが、
あの、仔羊エルマー。
私もやはり俗世界の人間、普段は松たか子ぶりに気取っているが(失礼その2)、彼のファンです。
とても楽しみでした。
あれをまた、やるのはちょっとアレだけど、あの突き抜けた猥雑な表現に詩情を感じます。
どんなことでも、とことん突き詰めると神々しくなってくるのが不思議だ。
聖と俗は紙一重。
私は実は、バタイユとか苦手なのだが、
J・ウィリー、或いはP・モリニエといった際どいアーティストが大好き。
書かれた文字は死んだものに見えるが、視覚は生きた感覚だ。
(あ、サド侯爵は好きだ。失礼その3)
Perfumeが流れる中登場した彼を、函館くんはこう評した。
”エルマーさんは、イッセー尾形さんを超えています”。
誰も反論はしないはず。
しかし!
この日、フライパンは落ちてしまった。。。
あとで、何故そうなったのか理由を見せて下さったが、
詳細は省く。
だって書け、って言われたんだもん。失礼その4。
そして、この日1番手に登場したのは、
久しぶりにお会いした、鳩山浩二くん。
実は、去年の夏、前橋ツアーでご一緒した縁である。そのとき、紹介文で必ず使うと約束した、”逆さこけし”というキイワードは確かに使ったが、こういうことは執念深い私しか覚えていないだろう。
定期的にライブ活動を続けているようで、
相変わらずのハイテンション、且つワイルドなギタープレイだ。
どうやって弾いているのか、いつも不思議に思っているのだが、
これは完全に彼のスタイルといえるだろう。
音色でなく、弾き方でぱっと分かる稀な方。
普段は落ち着いた渋い雰囲気の彼だが、力余って、2本の弦を2回切ったのはご愛嬌。
鳩山トレインなんて、観ないと帰りたくない程の定番となった(笑)
いつもと違うことを、とか言って、
やにわに立ち上がり、アカペラで『大根役者』を歌うなど、
真剣にバカ(失礼その5)やってるのが、骨○ビ○ルにも通じる、独パン世界の住人だ。
何より、名前がずるい。
次は、渋谷某所でもお馴染みの、鈴木知文。
上半身裸に首タオル、これが彼のスタイルを雄弁に物語っている。
元々声になんともいえない味があるし、その枯れ具合もいい。
普段から、ナチュラルでいて飄々としてて、自分の生の魅力をそのまま発揮しているタイプの方だ。
私は某所で数回拝見しているし、犬漫才やオレオレダンス(紹介文間違ってた、失礼その6)が楽しみで、
今日は余裕を持って彼のステージを観られた。
実は、『あの方』(もう一人のゴッドファザー)に影響を受けているのか?と感じたり、実はかなりギターが上手だと思ったり。
言ってみれば、正統派のフォークシンガーの様な気がするが、
そこで何故”バカ”なのか?
題材に対する視線が、ちょっと斜なのかも。
犬の掛け合いがジャズのセッションに重なったり、ボケた老人を哀れんだり、
オレ様な人をあえて取り上げてみたり。
自分の道を突き進む硬派な歌もあるんだけど、
何故か”トーフの嘆き”?なんて曲もある。
しかし、打ち上げでのこの日の彼の評判は実によかった。
奇をてらわず、地道で好感のもてるステージだった。
それには私も同感。
これからも頑張ってくださいね。
そして、トリの前に、主宰・チバ大三。
最近のチバさんは、色々な冒険をしている。
あの迫力あるステージングで、あえて1番手に回ってみたり、
いっそ出演しなかったり(笑)。
バンドばかりの中で一人で出演したり。
この日は、函館くんを引き立てるような立ち位置だったが、
逆に函館くんがどう出てくるか、否が応でも気合を入れざるを得ない出演順になっていたわけで。
私だって、ろみさんの後には出たくなかったね=。
トータルに見ると、
エルマーの強烈な毒がチバさんでいったん浄化されて、
そしてより一層熱い函館くん、という綺麗な流れが出来ていた。
改めて褒めるけど、
大体、過去にリードギターを担当していたこともあって、技術は確か、しかも個性もちゃんとある演奏だし、あのパワーに満ちたヴォーカル、その存在感。。。
私も、おそらく4年ほど前から観てる方だけど、
良くない時がない。
でもこの日は、懐かしいナンバーも取り入れて、
初心に戻った印象もあった。
くそ食らえディナーとか、ドラゴンへの道、が聴けたのが、個人的には嬉しい。
独唱パンクというイベントそのものも、もっと知られて欲しい気がするが、
チバ大三というシンガーも、より広く知られて欲しい。
主宰である彼の認知度が更に広がれば、
その個性で作り上げた世界に触れてみたい、と思う人がまた増えるはず。
何はともあれ、
男臭い事この上ない、愛すべきバカ野郎たちの祝祭がはねてから、
私は数少ない女子担当として、打ち上げに参加した。
一応29歳ということになってはいるが、最近それが心苦しい。
な==んて^^。
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