御客として来てくれたPARA日記より
独唱パンクvol.72〜台風歌〜
何だかマジで台風も近づいて逸れはしたのだが生憎の雨と相成り、それに対しこの日の出演面子も自ら台風を起こしてしまうのではないかと言う秀でた人達と言っても間違い無し、自分も成功以上の何かが起こるのを期待していた位だ。
先ずは初登場の21歳河内伴理、アピアのスケジュールでは幾度か名前を拝見しているものの今回が初体感、昨今出演しているアピアの若いコ達と比べ珍しく?パワフルな唄い方(熱唱系)をするコだった、主宰チバ氏が目に付けたのも何気に納得、今回は感覚的なノリで聴かせて貰ったけど歌詞の内容も結構面白そうだ、今回は他の風に呑み込まれる事無くステージ果たせたと思うけどまだまだ色を出せるコなんじゃないかな、楽しみな存在です。
そして台風の半ばに突入、西山正規、今回の“アレ”でも大人し目に映りましたが…音色がノイズになり掛ける前に上手く切るんだよね、アレはホント体に染み付いたリズム、感心してしまう、エアギターやっている人なんか西やんのステージ凄く参考になりそうな気がするのですが、いかが?
引き続き台風は豪雨をもたらす、田中眞紀子、“未明”30分一本勝負、今回はかなり朗読、と言うか寸劇にも力が入っていていざ唄の時にもそれが込められて居たと言うか特に唄い始めは声が揺れていたのが分かる、マイクから声が外れたとかはどうでもいい、唄われる歌詞の現実と重さだ、自分等が平和の下に生きる“何もしない悪魔”である事、尊いものと教えられて来た命をいとも簡単に奪わなければいけない状況、聴く度にその“重み”が分かると言う事は未だ自分等はそれに対しての解決の糸口を見出せないで居る(若しくは探す気も無い)からだと、但し、某計画の紙を紙飛行機にして飛ばそう…と言うのが眞紀子台風の“目”、救いが在るのだ。そう言えばサングラス越しでもかっと目を見開いているのが分かった、この日は素敵なファッションに加えやはり紅一点、色を主張してましたね。
そして豪雨に闇が加わる、井上卓。本来ならば眞紀子さんと逆順だろう、でも、なのだ。自分等は平和な社会の下では在るが一つの世界で生きている人間なんだと、既にファーストアテプトから残る余韻を掻っ攫ってくれた、ブッ叩かれた弦から奏でる音…緊張と快感が交錯する、例え土砂降りでもお客が引いてもオッサンは暗躍するだろう、この人のステージは変わらないトコロが凄い。
轟く雷鳴は通り過ぎたかチバ大三、夏の別れを惜しむかのように民意民意とセミが鳴く、いきなりギターの弦が切れたのはこれまでの空気がそうしたのだろうか、最初いつもどおりの音が出ず聴き心地変わった雰囲気だったけど気持ちで十分カバー出来る物を持ち合わせている人だし、いつもの安心感を得ているような、だけど“そこから”まだまだ、進化して行きますよね。チバさんも独唱パンクも。と言った訳で涼やかな風を残し巨大な台風は大久保を通過したのだった。
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